ペットが亡くなったら
大切な家族が旅立った直後は、驚きや悲しみで何をすればいいか分からなくなりがちです。
このページでは、ご自宅で看取られた場合を想定して、ご安置の方法や、準備しておくと安心なものについてまとめています。
※ここに記載している内容は、あくまで一般的な目安です。
体調不良や事故など、医療的な判断が必要な場合は、かかりつけの動物病院など専門機関へご相談ください。
お急ぎの方は、
お電話でもご相談いただけます。
0120-112-822(通話無料)
通話無料/受付時間 9:00〜17:30
(12/31〜1/2を除く)
1.最初にしてあげたいこと
- 静かな場所をつくる
テレビや大きな音を少しだけ控え、落ち着いた空間をつくってあげてください。
ご家族が順番にそばにいてあげるだけでも十分です。 - 息を引き取ったかどうかの確認
呼吸や心拍が止まっているか、胸の上下の動きなどをそっと確認します。
判断がつかない場合や不安な場合は、動物病院に電話で相談してください。 - 他の家族・一緒に暮らしていたペットへの配慮
一緒に暮らしていたご家族や他のペットがいる場合は、
無理のない範囲で「お別れの時間」をとってあげると、心の整理につながることがあります。
2.ご自宅でのご安置のしかた
ご安置とは、「ご予定(火葬など)が決まるまで、安心できる姿でそばにいてもらうこと」です。
- 体勢をととのえる
手足が伸びているときは畳んであげましょう。
口が少し開いている場合は、やさしく閉じるように整えてあげます(無理はしない程度で大丈夫です)。
目が開いている場合は、そっとまぶたを閉じるように添えてあげます。
- 身体をやさしく拭く
固くしぼったタオルやガーゼで、口元・目元・おしりまわりなどをやさしく拭き取ります。
シャンプーなどは無理に行わず、簡単に整えてあげる程度で構いません。 - 涼しい場所で安置する
直射日光や、暖房の風が当たる場所は避けてください。
可能であれば、エアコンの効いたお部屋や、比較的涼しいお部屋に移してあげます。 - 保冷のしかた
時間が経つと体温が上がりやすい部分(お腹、前足のつけ根、後ろ足のつけ根)を重点的に冷やします。 市販の保冷剤や氷枕を、直接肌に当てずタオルなどで包んで使用してください。 小型の子でも、季節や室温によっては数時間〜1日ほどで状態が変化しやすくなります。できるだけ早めに火葬・ご供養の相談をいただくと安心です。
3.準備しておくと安心なもの
- バスタオル・毛布
体を包んだり、下に敷いたりするために使います。お気に入りの毛布でも構いません。 - ペットシーツ・柔らかめの敷物
お身体から体液がにじむ場合に備えて、下に敷いておくと安心です。 - 保冷剤・氷枕・ジッパー付き袋など
タオルで包んで、お腹まわりなどを冷やすために使います。 - お花・お気に入りのおもちゃ・首輪など
「いつもの姿で見送ってあげたい」と思われる場合、枕元にお花や首輪を置いたり、お気に入りのおもちゃをそばに添えてあげるのも良い方法です。
※火葬の際に一緒にお入れできるもの・できないものがありますので、
実際に火葬炉に入れる品については、当事業部スタッフにご確認ください。
4.してもよいこと・控えた方がよいこと
してもよいこと
- ゆっくりと話しかけたり、「ありがとう」「大好きだよ」と声をかけてあげること。
- お線香やろうそくを安全な場所で灯し、ご家族でそっと手を合わせること。
- 写真を撮って思い出を残しておきたい場合、無理のない範囲で撮影すること。
控えた方がよいこと
-
自宅の庭への埋葬をすぐに決めてしまうこと
・地域によっては、ペットの埋葬方法について条例やルールがある場合があります。
・大きいペットや多頭の場合、土壌や近隣への影響が出る可能性もあります。
お住まいの自治体や、当事業部・動物病院などに一度ご相談ください。 -
自分で焼却(野焼き)を行うこと
・ペットの遺体は法律上「一般廃棄物」に分類され、自己判断での焼却は廃棄物処理法の「焼却禁止」に抵触する可能性があります。
・安全で適切な火葬炉を備えたペット火葬業者・施設に依頼することをおすすめします。
5.訪問ペット火葬に相談するタイミング
次のような場合は、無理のないタイミングで当事業部にご相談ください。
- 「この後、どのくらいの時間を目安に考えればいいか知りたい」
- 「料金やプランを聞いたうえで、家族で落ち着いて決めたい」
- 「車を運転できない・連れて行くのが難しいので、自宅まで来てほしい」
- 「できれば立ち会ってお別れしたいが、段取りが分からない」
料金の目安は、「火葬料金表」からご覧いただけます。 くわしいお見積もりや空き状況については、お電話またはお問い合わせフォームにてお尋ねください。
6.よくあるご質問(簡単なQ&A)
Q. どのくらいの期間、自宅で安置できますか?
A. お部屋の温度やペットの体格にもよりますが、目安として1〜2日程度とお考えください。
夏場や暖かい環境では状態が変化しやすいため、できるだけ早めのご相談をおすすめします。
Q. 子どもにどう伝えればいいですか?
A. 年齢にもよりますが、「お空にお引っ越しした」など、ご家族で共通した言葉を決めてあげると、子どもさんも受け止めやすくなります。
親御さんご自身が悲しんでいる姿を見せることも、悪いことではありません。
「悲しいけれど、たくさん一緒にいてくれてありがとう」という気持ちを、一緒に言葉にしてあげてください。
Q. 一緒に暮らしている、別のペットにはどう接すればいいですか?
A. 他のペットも、家族の変化を敏感に感じ取っています。 可能であれば、短い時間でもそっと対面させてあげることで、状況を理解しやすくなることもあります。ただし、様子を見てストレスのサインが強い場合は、無理をせず距離をとってあげてください。
7.訪問ペット火葬事業部から
ペットとのお別れは、とてもつらく、何度経験しても慣れるものではありません。
「もっとこうしてあげればよかったのではないか」と、ご自身を責めてしまう方も少なくありません。
それでも、その子が最期まで安心して暮らしてこられたのは、
一緒に過ごしてこられたご家族の存在があったからこそだと、私たちは考えています。
分からないことや不安なことがあれば、
すぐにご依頼される状況でなくても構いませんので、どうぞ一度ご相談ください。
鹿児島で暮らす皆さまと共に、大切なご家族のお見送りをお手伝いしてまいります。
株式会社 佛壇の古屋鋪 訪問ペット火葬事業部